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台湾修学旅行

台湾に修学旅行に行くことなったらゼヒ知っておいていただきたいことを台湾現地からお伝えしていきます

衛生管理

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〔画像は台北孔子廟

 学校さんの中には秋季に恒例として台湾への修学旅行を予定してまだキャンセル手続きを取っておられないところもあるようで、私達としてもコロナウイルス肺炎が一刻も早く収束し、台湾に日本の修学旅行生をお迎えしたい気持ちでいっぱいです。

 コロナ騒動がおさまっても、各種ウイルスは依然脅威として残るわけで、海外へ出るとなれば医療機関にかかるのも簡単ではないですし、貴重な修学旅行の時間を減らすような体調不良や病気怪我は絶対に避けたいところです。

 飛行機やバスなど閉鎖空間ではマスクを着用した方がいいでしょう。手洗いやアルコール消毒もこれまで以上に心がけ、しっかり行うべきです。

 以下は台湾の人が顔をしかめる日本人の不衛生的習慣です。台湾人の日本人へのイメージが「綺麗好き」だったのですが、少なくとも私達のように日本人相手にサービスを提供する人間は日本人(特に若者)の行動に「?」と思わされることが少なからずあって、そんなことで病気を防ぎ体調管理ができるのかと疑問に感じた次第です。

 ・直箸(じかばし)→中華料理はテーブルにドカンと大皿が置かれ、共用の箸や大型スプーンでそれぞれの小皿に盛ります。

 ・かじりかけの食べ物を友達にあげる→フライドチキンや串刺し臭豆腐などをこうしてシェアしている日本人観光客が多くて、私達案内している台湾人に食べかけを渡してくる日本人がいますが、「不潔!」の二文字しか思い浮かびません。

 ・ジュースの回し飲み→缶入りドリンクの缶の飲み口やタピオカドリンクのストローに唾液が着くのにそれをシェアするのは台湾人自身はしない(昔肝炎が流行っていたので)し、日本人がやっているのを見て気持ち悪いと感じます。

 ・テーブル、地面に落ちた食べ物を拾って食べる→「3秒ルール」はあくまで科学的根拠のない迷信で、瞬間的でもばい菌やウイルスは着くのです。台湾でも季節的に手足口病ノロウイルスが流行します。まして放し飼いの犬が多い環境では犬の糞が道に落ちていることが多く、それが人びとに踏まれ、ウイルスや寄生虫が室内、車内に持ち込まれている可能性があります。できれば床や道路にカバンをじかに置かないでください。じかに座らないようにしてください。

 ・ハンカチの長時間使用→台湾人はハンカチを持ち歩きません。ペーパータオルかハンドドライヤーを使うか「自然乾燥」です。ティッシュを使うこともあります。ハンカチは濡れた物をポケットやカバンにしまうと、台湾の高湿環境ではばい菌が繁殖しやすいです。1日に何回か交換するならともかく、連日同じハンカチなどは逆効果ではないでしょうか。

 ・指に唾を着けて紙を配る→これは中高年男性の先生に多い顰蹙不潔行為です。紙に付着したコロナウイルスは1週間くらい死なずに残るそうなのでやめていただきたいです。

 もちろん台湾の店や街中を見回してみて、全体的な綺麗さ、例えばゴミの少なさ、メンテナンス頻度は日本の方が優れているはずです。ただコロナウイルスが蔓延している時期に唾液による交叉感染は台湾人も神経を尖らせていますので、お互い心がけたいものです。