台湾旅行ランキングへ

台湾修学旅行

台湾に修学旅行に行くことなったらゼヒ知っておいていただきたいことを台湾現地からお伝えしていきます

覚えておこう、ここは昔日本だったことを

f:id:tw_shugaku:20171112120919j:plain

 台湾は70年ほど前は日本領だったと、台湾に修学旅行に来るからには当然知っているはずだと思いきや、先生が教えても聞いてないか、聞いても覚えていないか、台湾に来てKY発言する生徒続出です。「お〜日本みてえな家があるぞ(日本統治時代に日本人が日本人のために建てたのだからもちろん)」、「おいおい、このおじいさん日本語バリウメェ!(そのおじいさんは72年前は「日本人」だったんだから日本語話せることに何の不自然がある?)」。そういう発言を聞いて現地の日本語わかる人が気分を害さないか、対日感情に影響しないかハラハラすることもあります。

 町中には総統府(旧総督府)、監察院(旧台北州庁舎)といった日本統治時代に建てられた建築物が今も現役で使われています。韓国にあった総督府は跡形もなく壊されたが、台湾のはなぜ今も国のトップの機関として使われているか、それは親日から来るのか、日本人の設計に信頼を置いているからなのか、単に新しいの作るの勿体無いしまだ使える建物あるから使えばいいじゃんというしたたかさからなのか考えさせられることが多いです。
 
 日本統治時代に日本人として生まれ育ち、日本語がネイティブに話せる世代もかなり少なくなってしまいました。しかし、その下の世代はビジネスのため、観光のため、あるいは単純に趣味のために日本語を学びある程度聞いてわかり、話せる人が一定数います。ですから高校生諸君には町中で「台湾の町臭え」とか「この店きったねえ」だの「こいつらルール守れないで馬鹿じゃん」とか悪口を大声で言ってほしくないのです。そう思うこと、仲間内で内緒話でするなら構いません。台湾人自身もそう思っていることもありますから。