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台湾修学旅行

台湾に修学旅行に行くことなったらゼヒ知っておいていただきたいことを台湾現地からお伝えしていきます

台湾におけるマナー【エスカレーターとエレベーター編】

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 エスカレーターは台湾国語では「電扶梯」(ディエンフーティー)といい、MRT、在来線、高速鉄道の駅、デパートなどに設置されています。日本の方がよくやらかすのが、エスカレーターの左側に立ってしまうこと。台湾は基本右側に立ち左側を空ける慣習ですから関西から来られた方はマナーが守られているがそれ以外の日本人は非常識人扱いされるわけです。もちろん日本では片方寄りによってエスカレーターの損耗につながるから両側均等に乗ろうと呼びかけられていて、台湾でも両側乗りが推奨されてはいるのですが…。一度身についた習慣からは抜け出せず、うっかり左側に立とうものなら後ろから「日本人か中国人か知らんがどいてくれ!」と怒号が飛んでくるので、やっぱり右側に立つしかなくなります。

 エレベーターは台湾国語では「電梯」(ディエンティー)といい、修学旅行生の皆さんはホテルでは電梯のお世話になることでしょう。国立故宮博物院や各レストランにもエレベーターは設置されていますが、低層階へ上がるには大人数ということもあって、現実的に若者には階段移動していただくことが圧倒的に多いです。学校訪問では6階の講堂まで階段ということもあります。学校内ではエレベーターは教職員と障碍を持った生徒専用のもので、使用許可を受けた者のみエレベーター用ICカードが支給されています。

 ホテルではセキュリティのために、ホテルのルームカードをエレベーター内のカードリーダーに通してはじめて階数ボタンが押せるようになっているホテルもあります。ですのでホテルにチェックインし、部屋に上がる際はカードを手に持っておきましょう。相部屋の人とはなるべく同じエレベーターで行ったほうがいいです。レストランやフロント階に降りる時はカードは不要なことがほとんどです。

 ホテルではエレベーターの数が足りず、ロビーが修学旅行生であふれてしまうこともあります。ホテルスタッフや添乗員、ガイドらが誘導することがありますので、例えば効率よくするため男女別にエレベーターを分ける、階数ごとに分ける、従業員用エレベーターに振り分けるといった指示に従って速やかに部屋に入って休んでください。その際一般の宿泊客がエレベーターを利用する際は多くの場合、ホテルスタッフが優先的に案内します。くれぐれも割り込みだ!などと野次を飛ばさないようにしてください。一般客にとって見ればちょっと外のコンビニに行って戻ってみたらエレベーターには300人の日本の高校生が並んでいる、災難でしかありません。せっかち且つ体力ある男子はよく勝手にスーツケースを担いで階段を登り出す人もいます。でも待ってください。その階段が客室階まで通じていない場合もあります。非常階段は真っ暗なことも、備品が置いてあることも、或いは客室階の扉が施錠されていることもあります。階段をどうしても使いたい場合は必ず添乗員やガイドを通じてホテルに確認・許可を取ってからにしてください。

 ホテルによっては、20階以上の高層階に部屋があり、エレベーター数に限りがあると、食事やチェックアウトの為、下に降りるだけでも多くの時間を費やし、出発時間に影響することが非常に多いです。特に朝食前後は他団体も頻繁にエレベーターを使います。ですから修学旅行生には早目の行動と、できるかぎりエレベーターでは詰めて乗っていただけるようお願いいたします。