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台湾修学旅行

台湾に修学旅行に行くことなったらゼヒ知っておいていただきたいことを台湾現地からお伝えしていきます

B&Sプログラム

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台湾の日本語学科の大学生のお兄さん(Brother)とお姉さん(Sister)一人が日本の高校生数人を連れて市内観光をするのがB&Sプログラムです。なか日の半日〜全日の間、学生・生徒だけで行動します。大学生は大学の講義やテキストからだけでは学べない生の日本語に触れ、ほぼ同世代の若者の口語の喋り方、流行語も習得ができる。日本の高校生も、歳の離れた現地ガイドのオジサンオバサンより、日本語はたどたどしいが、感性の近いお兄さんお姉さんから言葉だけでなく、台湾の若者の生活ぶりや考え方、台湾における日本語の必要性といったことを勉強することができます。初めの顔合わせではぎこちなかった彼らも、たった半日でもすっかり打ち解け、集合場所に戻り記念撮影してじゃお別れとなると、思わず泣き出してしまう生徒が男女問わず出たりして、現地ガイドさんがヤキモチ妬くほど。学校交流と並んで一番の思い出となるようです。
 この素晴らしい体験を有意義にするために、気をつけていただきたいこともいくつかあります。まず健康。毎回体調を崩し最初から不参加、あるいは途中で離脱と、大学生にも仲間にも迷惑をかけてしまう生徒が出ています。それから迷子。ガイドと違って何人もの人を連れて歩くのに不慣れな大学生もいます。離れてウロチョロしていてみんなとはぐれた、買い物とかトイレで黙って離れてみんなを見失ったというケースもあります。少しでも離れる時は必ず大学生にいいましょう。あと皆さんだって中国語は満足にできないのに大学生の日本語の発音を笑ったり真似するのはやめましょう。間違え表現を正す、あるいはうまく日本語で言い表せない時、それを汲み取って正しい日本語で教えてあげるのは彼ら彼女らにとって有益なので、ぜひ大学の先生になったつもりで教えてあげてください。
 大学生側からの苦情でよく聞くのが、このプログラムは観光・見学がメインのはずなのに、ただ高校生のお買い物に付き合わされるツアーになってしまったというものです。お土産買う時間は別にちゃんと取っているのですから、ここは本来の目的に徹してほしいです。最悪のケースは最初から箱モノのお土産を両手いっぱい買ってしまって重い〜疲れた〜早く帰りたい〜などと大学生を困らせるもの。コインロッカーだって数は少ないし、高校生にとって決して安いものではありません。
 プログラム中の大学生の交通費、食費、入場料等の経費は高校生持ちというケースがあります。大学生にMRT一日券を配ることもあります。また大学生が一律立て替え事後精算の場合もあります。食費が高校生持ちなら、大学生は遠慮してあまり高いのを頼めないものです。ここは高校生側が世話になった大学生に要らぬ気遣いをさせず、好きな物を注文してもらうようにすべきです。