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台湾修学旅行

台湾に修学旅行に行くことなったらゼヒ知っておいていただきたいことを台湾現地からお伝えしていきます

台湾におけるマナー【公共交通編】

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 基本団体行動の修学旅行ですが、自由行動が組まれているケースが圧倒的に多いです。 b & s プログラム、日台高校生合同の班別行動、日本の高校生のみの班別行動までいろいろなカタチがあります。この時初めて 台湾の乗り物に乗ることになるでしょう。 たいていどこの都市にもバスやタクシーはあります。 台北と高雄には MRTも走っています。ほかにも在来線鉄道やロープウェイに 乗ることがあるかもしれません。
 バス: 各都市内と各都市間を網羅している。区間一律料金で15元(60円弱)という運賃設定が多い。 車内電光掲示板で次のバス停を表示する。 不便な点は車内で両替をしてくれない、お釣りがもらえない点である。運賃を 払うタイミングは運転手頭上の電光掲示板に「上車収票」とあれば乗った時に払う。「下車収票」だったら降りる時に払う。
長距離の場合、「二段票」と表示されていたら2倍の30元を払う。

 MRT:有人運転の地下鉄と 無人運転ゆりかもめのような 新交通システムの総称。4駅程度なら20元(約80円)、端から端まで乗っても60元(約240円)程度となっている。切符が青くて丸いプラスチックのコインのような形。 切符の買い方はまず行き先がいくらかを頭上の図で調べる。 券売機の購入画面が広告表示をしていたら 画面にタッチし購入画面を呼び出す。まず金額ボタンを押し次いで枚数ボタンを押す。出てきた切符を自動改札機のリーダーにかざすと赤い扉が開く。目的駅改札では切符が回収されます。MRTは駅構内、車内全面飲食禁止です。改札前に黄色いラインが引かれていて、そこから先が飲食できません。水もガムも飴もNG。罰金が7,500元と大変高額です。隠れてこっそりなら…とか、外国人だから大目に見てくれるのでは…などとは思わないことです。駅構内、車内と驚くべき数の監視カメラが設置されており、トイレの個室以外は死角ゼロと言われています。また職員・鉄道警察官は屈強なロシア人グループからも容赦なく罰金を取り立てています。こういったルールが厳格に運用された結果、構内車内はガムの踏み跡も一切なく、衛生的で、スリも痴漢も極めて少ない、女性一人が深夜でも安心して乗れる台湾が誇る交通機関となっています。

 台鉄(在来線):国営である台湾鉄道のこと。台湾島をほぼ海岸線に沿って一周している。ほかに何本か支線がある。「区間車」(普通列車に相当)から「自強号」(特急)まで車種があって、それぞれ運賃、停車駅が異なる。駅や列車設備もあまり新しくなく、時刻表通り来ないこともしばしば。車内飲食は可能なので、台鉄便當(弁当)は温かいし安いしおすすめです。

 高速鉄道:「高鉄(ガオティエ)」と略称されます。日本人には「台湾新幹線」と紹介されるように、三菱重工製で、のぞみ等に使われている700系新幹線の改良型です。ですから乗り心地もスピードも日本の新幹線とほとんど同じ。シートは普通指定席に座ることになるかと思います。 車両によっては貸し切り状態になりますが、 一般の乗客も一緒に乗っていることもありますので、 騒がないように気をつけたいものです。台北〜台中で1時間、台北〜高雄で2時間ほど 乗りますから、退屈で、コンビニで買ったお菓子や飲み物を摂りながら友達とおしゃべりしたり、UNOなどのカードゲームで盛り上がるのも気持ちは理解できます。しかし、少しでも寝ていたい人も、おとなしく車窓の風景を見ていたい人もいることに思い至りましょう。日本の高校生がよくやらかして不評なのが、通路をやたらウロウロ行き来したり、トイレ付近のデッキで固まってだべっていることです。それからトイレは到着 直前には絶対にいかないようにしてください。北上列車の場合、 今は台北が終点ではなくなっています 。ある高校の女子生徒はそういう注意を無視してトイレに入ってしまい、他の全員が台北で降りたのに、彼女一人、 終点の南港駅まで運ばれてしまったそうです。彼女の”回収”のため、全体のスケジュールが大幅に 狂ったのは言うまでもありません。

 タクシー:「計程車」と書きます。車体は個人タクシーもタクシー会社も黄色。メーター制で初乗り運賃70元(1.2kmまで)、以降は200mごとに5元上がって行く。夜間は23時〜6時までがメーター運賃プラス20元。路上で手を挙げたら止まるが、ドアは全て手動式。乗り降りの際はお客さんがドアを開け閉めしないといけません。シートベルトも罰金が高額なので必ず各自締めてください。修学旅行は滅多に使わないタクシーですが、病院搬送とか自由行動集合時刻遅刻ギリギリとか緊急時に使う場合があります。使わないに越したことはないですね。