台湾旅行ランキングへ

台湾修学旅行

台湾に修学旅行に行くことなったらゼヒ知っておいていただきたいことを台湾現地からお伝えしていきます

事前準備は大事です(教員編)

 今度2年生を受け持つことになりました。秋の修学旅行は台湾だそうです。行程とか添乗員さんやガイドに任せとけばいいし、現地校の訪問も生徒達が共同体験授業の時は先生たちはお茶飲んで休めるっていうし、B&Sプログラムの半日は地元大学生が生徒を世話してくれるんで私たちは足ツボマッサージとかマンゴーかき氷を楽しみたいわー。
 ↑これ、概ねこんな感じでそれほどオーバーってことないと思います。ちゃんとした旅行会社を使って、早目に申し込んでいたら、先生方が楽できて楽しめる旅行になるでしょう。でもやっぱり仕事の延長ですよね。授業の一環ですよね。とにかく生徒さんの命と健康と財産を守りつつも多くの物事を見聞させて国際人に育てないといけませんね。
 やっぱり修学旅行のかなり前から色々な準備が必要になってきます。パスポートを取らせるのは勿論ですが、その重要性をしっかり教え込んでください。「失くすなよー」というだけじゃなくて、失くしたらどうなるか。(毎年どこの学校でもパスポート紛失騒ぎが起こっています。)日本人パスポートは闇マーケットで高値で取引、下手したらISに利用されるかタックスヘイブンのダミー会社の社長にされてしまうかも。現地ガイド・スタッフたちにも激烈に迷惑をかけます。そういうことまでイメージできたならバスの席の網ポケットにパスポート突っ込んだりズボンの後ろポケットに入れといたりできないでしょう。首掛けのパスポートケースだとかシークレットウエストポーチといったアイテムを教えたり、カバンのどの位置にしまったらいいかもご教授いただけたら。
 食事の際のアレルギーは深刻な問題です。しっかり生徒本人、保護者にアンケートを取り、旅行会社に知らせる必要があります。添乗員・ガイドは生徒の顔を覚えられません。どのテーブルのどの子がどの食材を食べてはいけないか、先生がしっかり把握していれば間違いは起きません。実績ある旅行会社なら長年の経験とレストランとの協力関係で原材料リストの提示や代替メニューの提供も可能になっています。
 バスの中で生徒たちがおしゃべりで盛り上がる気持ちは理解できます。でもガイドや添乗員が重要な連絡事項がある時、静粛にしないのは困りものです。ガイドらはお客様である生徒に強く出られないこともあって、ここは先生がたに一番期待したいところです。バスに乗るたびの点呼も先生がたの重要な任務になります。クラスが多いとバスに添乗員がいない時が多いです。ガイドは配り物があったり、運転手に行き先説明とかで多忙を極めます。先生なら誰が来てないかわかるし、席を立ってフラフラしている子に注意もできます。
 それから後は歴史的なこと。台湾=中国ではないこと。台湾が70数年前は日本だったこと、是非予習させてあげてください。